忙しい、が口癖の上司

上司の心理

取引先にて、こんなやりとりは経験ありませんか?

「忙しそうですねぇ」という一言から、「いやいや、〇〇さんも今年は相当だったんじゃないですか?」なんて返しが入り、「ははは、うちは貧乏暇なしってやつですよ」。

取引先との挨拶が互いの忙しいから始まるように、ビジネスシーンにおいて「忙しい」という言葉は、会社なら業績好調、個人なら有能さの代名詞のように使われています。

 

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忙しさが善?の風土って

事あるごとに「忙しい」を連発している上司というのは、なんとも頼りなく感じてしまいます。

仕事で分からない事、相談しておきたい事、上司への確認が必要な事って結構ありますよね。にも関わらず、話かけてみると案の定、「今忙しいんだよねぇ」なんて言われたり、そもそも日頃からバタバタしていて話しかけにくい雰囲気を醸し出している人もいます。

そして困惑する部下を見ながら「しかたない、俺がやってやるよぉ」なんて、部下に恩を着せてどうするんだろうと思ってしまいます。

忙しさは分かる人が見れば一目瞭然

仕事内容をよく知らない人がこうした人を見ると、よほど優秀で頼られ仕事ができる人のように見えます。しかし、長く同じ職場で働いている人は、仕事の要領が悪く、短時間に効率よく仕事ができない人であることを知っています。

実際、その人に仕事を頼むと期限までに終えられず、当たり前のように「ほかの仕事で忙しくて」と言い訳が返ってきます。

「忙しがる人」にとって、「忙しい」という口癖は、「自分は仕事ができるので、たくさん仕事をまわされている」という周囲へのアピールであり、忙しがっているにすぎないことが大半です。

本当に仕事ができる人は忙しがらない

勿論、本当に忙しい人も中にはいます。ですが私の経験上、本当に有能な人は、「忙しい」とは滅多に言いません

自分が抱えている仕事をきちんと把握し、与えられた期限内に終える計画性と戦略を持ち、高い時間管理能力と実行力を駆使して、効率よく仕事を片付けていくからです。

こうした本当に忙しい人は、上司や部下からも信頼され、より多くの仕事を依頼されるようになるので、ますます短時間に効率よく仕事をこなす能力が高まっていきます。

一方、「忙しい」が口癖の人は、仕事が遅い上にパフォーマンスもよくないので、ますます忙しさをアピールするようになります。

「忙しい」が口癖の人と、本当に忙しい人との違いは、デスクを見ればわかるといわれます。デスク周りの状態は、その人の頭の中で仕事がどのように整理されているかを反映するからです。

「忙しい」が口癖の人は、引き出しも含めて文具や資料が散乱しています。逆に本当に忙しい人のデスク周りは資料が多くとも、それらがきちんと整理されているものです。

最後に

上司としては、あなたに自らの存在を主張したいのです。

実際仕事に手が回っていない、職場で部下をうまく扱えていないかもしれない、そうした不安感を払拭する為、「自分が忙しく働くことで現場を支えているんだ」と主張しているのです。そうすることで自らの安定を保つのです。

職場の最後列で「忙しい」を連発する上司に、あなたは「また言ってるよ」とうんざりしてしまっているかもしれません。

ですが、逆を言えば上司が暗に助けを求めているということでもあります。上司の心の隙に取り入るというのは言い方が悪いかもしれませんが、ひと声かける、労いの言葉をかけるだけで、あなたへの態度が激変するかもしれませんよ。